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いまどき「国産」の「靴下」に賭けて増収増益!
タビオがコモディティー商品で味わった栄光、挫折、そして復活

 「靴下」というコモディティーで増収増益を実現している希有な企業がある。その会社の名前はタビオ、その昔はダンと言った。
 「売れる商品を必要な分だけ作る」。この理想の実現に燃えた創業者は、店頭のPOS(販売時点情報管理)データを協力工場などと共有する仕組みを構築。極力、在庫を持たない効率的な生産システムを作り上げた。2000年10月には大阪証券取引所第2部に株式を上場。SCM(サプライチェーン・マネジメント)の最先端企業として内外の注目を集めた。
 もっとも、表舞台でのスポットライトとは裏腹に、組織の内側は病魔に蝕まれていた。「靴下の神様」と崇められる創業者が生み出す製品はいつでも最高級の品質を誇っている。だが、「モノ作り」に対する過度の傾斜と、それによって醸成された「プロダクトアウト(生産主導)」の社風は、売り場の荒廃を招き、現場の士気を落とした。その結果だろう。上場後の数年間は足踏み状態が続いた。
 そのタビオが、ここにきて輝きを取り戻しつつある。これから、タビオの軌跡を見ていく。栄光と挫折、そして復活――。逆風下で輝く企業の本質が見えるに違いない。

 

ボンネットの下は、部品メーカーの“戦場”だ
進む電子化に手ぐすねを引く新興勢力

「ハイブリッド車は構造が複雑過ぎて、整備しようにも手が出せない」。都内のある自動車整備会社の社長は「お手上げだ」と言うように話す。
 エンジンとモーターを動力源とするハイブリッド車。その構造は非常に複雑だ。ホンダのハイブリッド車「インサイト」のボンネットを開いてみると、様々な部品が密集していて、すき間がない。ガソリン車に比べて増えているのは電子部品だ。

 

【隠れた世界企業】国産のバイオ薬、欧州に渡る
イーベック(札幌市・医薬品の開発)

北海道大学の教授が研究成果を基にしてバイオベンチャーを設立。国内勢で初めて新薬の開発・製造販売権を製薬世界大手に供与した。今後も新薬の種の開発に特化し、国内外の製薬会社に提供していく。
 国内のバイオベンチャーが初めて、製薬世界大手に新薬の開発と製造販売の権利を供与──。
 バイオベンチャーと言えば、2000年のヒトゲノム(人間の全遺伝情報)の解読をきっかけに注目を集め、上場した会社は人気銘柄として一時、東京証券取引所マザーズなどの新興市場を牽引した。しかし、上場組の大半は一向に黒字転換せず、新薬の発売にも至らない。そのため、新興市場全体が冷え込む前に“主役”の座を降りた。

 

【隠れた世界企業】市場を創る異素材溶接
ワタナベ(新潟県燕市・金属の板金加工)

自動車、半導体、食品と、業種を問わず参加する展示会は人山ができる。異素材をレーザー溶接する技術に寄せるグローバル企業の視線は熱い。加点主義で社員の士気を高め、個の技術力向上を成長のバネにする。
 新潟県燕市。洋食器で有名なこの地に、大企業の技術者が日参する中小企業がある。堀場製作所、積水化学工業、住友重機械工業、IHI、ニフコといった大手企業が秋波を送るのは、金属の板金加工を中心とした製品作りで高い技術を持つワタナベ(渡辺英作社長)だ。
 彼らのお目当てはワタナベが持つ「異素材溶接」技術だ。自動車部品、半導体製造装置、食品加工装置、医療機器、ディスプレー関連、燃料電池など、世界で活躍する企業が新たな可能性を探りに訪れるのだ。

 

【隠れた世界企業】ハリウッド御用達日本の筆
白鳳堂(広島県熊野町・化粧筆の製造販売)

化粧品大手に化粧筆を供給し世界シェア5割強を握る。高品質の毛のみでかなえた繊細なタッチが女心をつかんだ。ニッチトップか全方位か、一層の成長にらみ戦略の岐路に立つ。
 JR広島駅から車で30分。山あいにある人口2万5000人の小さな町に、世界の女性の美しさを支える企業がある。日本最大の筆の産地、広島県熊野町に居を構える白鳳堂だ。高級化粧筆で世界シェアの過半を占める。

 

頑張らないから11年連続で増収増益
不況下の増益企業スペシャル第3回〜ケーズホールディングス(後編)

 昨年秋以降の不況で逆風下の家電量販業界。最大手のヤマダ電機や2位のエディオンは減益、また赤字転落となる企業も珍しくない2008年度決算。そんな逆風下で11年連続で増収増益を続けているのが、ケーズデンキを展開するケーズホールディングス(水戸市)だ。
 創業以来、62年連続で増収を続け、2009年3月期の売上高は5741億円で、その規模はヤマダ電機、エディオン、ヨドバシカメラ、ビックカメラに次ぐ。経常利益は188億円(前期比14%増)と2ケタ増益でしかも過去最高益を達成。多くの家電量販店が採用している「ポイント制」を採用せず、「現金値引」をうたって独自の経営路線を進んでいるのが特徴だ。
 加藤修一・ケーズホールディングス社長が説く、不況時でも増収増益を続けられる理由…。その1つは、目先のことで無理をしないという「頑張らない経営」。もう1つは、不況期こそ出店環境が整うため積極的に行っている新規出店だという。

 

ナニワの反射器、世界を快走
キャットアイ(大阪市・自転車のリフレクターなどの製造・販売)
国内最後の自転車用反射器メーカーにして、世界市場の半分を握る。研ぎ澄ました金型技術と巧みな規格戦略に経営の妙を見た。商品開発に力を注ぎ、次の成長へのペダルを踏み込む。
 暗闇の中で光を受け、ピカッと輝く自転車のリフレクター(反射器)。この販売シェアが世界で56%、米国だけなら72%を誇るメーカーが大阪・東住吉にある。社名はキャットアイ。世界最大の自転車メーカー、ジャイアントバイシクルやブリヂストンサイクルなど、名だたる企業が信頼を寄せる。

 

 

【隠れた世界企業】水道網をネットで遠隔管理
小松電機産業(松江市・シートシャッターと水道制御システム製造)

防風、省エネ効果がある工場向け高速シートシャッターを海外展開する。パケット通信を使う上下水道管理システムは、全国自治体に好評を博す。「現場の悩みを解決する」を信条に、独自製品を考案する。
 宍道湖と中海に抱かれ、水の都で知られる松江市。ここにユニークな技術で市場を開拓してきたベンチャー企業がある。シートシャッターと上下水道計測・制御・監視システムを製造する小松電機産業だ。

 

 

チーズに賭けるブランド再生「縮み経営」の陰で大胆な改革が
雪印乳業

2度の品質問題で企業解体の危機に瀕(ひん)した雪印乳業は、市乳部門を分離し、乳製品専業メーカーとして再生を誓った。
そのカギとなったのが、2007年に投入したチーズの新ブランドだ。
社運を賭けたプロジェクトとして、生販管理の体制を強化する一方、顧客の声に耳を傾け、社員の意識改革も遂行した。
チーズ事業を成長軌道に載せた2009年秋、日本ミルクコミュニティとの経営統合によって、総合乳業メーカーとして再スタートを切る。

 

 

【隠れた世界企業】ジャンボ機の脚を支える
オカモト(大分市・輸送機用部品の研磨・製造)

JALやANAなどからジャンボジェット機の脚部品の修理を引き受ける。
親子3代にわたって、自動車や船舶部品で技術と信用を培ってきた。
顧客は新規購入を控えて修理を増やすため、不況耐久力となる。

 

 

日立製作所 総合力の追求、同時不況で裏目に

世界大不況の中、株価が歴史的安値に沈む主力企業が相次いでいる。各社の誤算に、“ニッポン株式会社”の苦境がにじむ。
 日立製作所の株価は2月24日に230円の昨年来安値をつけ、1980年4月以来約29年ぶりの水準を記録。時価総額は8000億円程度に落ち込んだ。昨年8月には800円前後で推移していたが、秋以降、坂道を転げ落ちるように下落した。80年当時の年間売上高は3兆円以下と、現在の4分の1程度に過ぎない。
 

 

ナック・ケイ・エス(カーブミラーの製造)
死角にこそ事業機会あり

見通しの悪い交差点などに安全対策として設置する道路反射鏡。
ナック・ケイ・エスは同製品の国内シェアで4割を占める。
独自の販売網と生産体制が顧客ニーズをとらえた商品開発を支えている。

 

 

▼「勝ち残るための強み」「非正規社員の雇用は?」--- 豊田新社長への質疑応答
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090121/164405/

 

 

▼「現場に最も近い社長でいたい」---トヨタ新社長に豊田章男氏が昇格 
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090120/164356/

 

 

ヤマト運輸を救った日本最後の“リヤカー職人集団”

ムラマツ車輌社長 (各種運搬機器・什器製造)村松孝一

 現存する日本最後のリヤカー専門メーカー。戦後創業し、モータリゼーションの嵐の中、親子2代にわたる下町職人の技術と根性で、21世紀の今日まで生き残った。先の見えない事業と知りながら、なぜ息子は父の跡を継ぎ、これからも守り続けようとするのか――。

 

 

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 【海外】

http://www.crossnet.com.my/Mymagazine/CurrentMagazine/mymagazine_management.htm
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世界最低価格小型自動車「タタ・ナノ」のコスト削減に日本の改善活動が貢献
製造工程におけるムダを排除することを目的として、製品および製造工程の全体にわたって、トータルコストを系統的に減らそうとするのが狙いの生産管理手法の一種。leanとは「痩せた」「贅肉のない」の意味で、この場合「ムダのない生産方式」のこと。

 

規模縮小しかない鉄鋼帝国

鉄鋼世界最大手アルセロール・ミタルのラクシュミ・ミタル会長と緊縮経営とは、あり得ない組み合わせだ。
 このインド人起業家は大胆な買収戦略により、15年間で製鉄所の国際網を作り上げ富を築いてきた。主要株主でもある同社の鉄鋼生産量は世界の10%を占め、2位の3倍の規模を誇る。
 ところが世界同時不況が本格化し始めた昨秋以降、鉄鋼産業の見通しは、日増しに暗くなっている。
 鉄鋼を取り巻く環境の悪化により、専門家の中にはミタル氏はその広大な製造網に大鉈を振るうしかなくなると見る向きがある。それは5大陸の数十カ所の製鉄所及び加工事業に及ぶ。
 

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 【グローバル】

http://www.crossnet.com.my/Mymagazine/CurrentMagazine/mymagazine_management.htm
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▼Chrysler社とFiatグループが業務提携,FiatグループがChrysler株35%を取得
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20090120/164360/


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